Simplicity2のアイキャッチ下から本文のあいだに、アドセンス広告を設置する方法を紹介します。
カスタマイズしやすいWordpressのテーマ「Simplicty2」で、アドセンス広告を設置するときは、一般的にウィジェットを使うと思います。
ところがSimplicity2には、「アイキャッチ下部」に設置できるウィジェットが用意されていないため、設置を断念したことはありませんか?
少し手間がかかりますが、Simplicity2の設定ファイル「entry-body.php」を編集することで、アイキャッチ下にアドセンス広告を設置することができます。
「entry-body.php」に、アドセンスコードを直接貼り付ける方法と、既存のウィジェットを利用する方法で、アイキャッチ下にアドセンス広告を設置する方法を紹介します。
もくじ
entry-body.phpを子テーマへコピーする
「entry-body.php」は、Simplicity2の設定ファイルのひとつです。
WordPressの「外観」>「テーマの編集」からSimplicity2の親テーマを見ると、見つけることができますが、親テーマのファイルを直接編集するのは、リスクが高すぎます。
設定が間違っていると、最悪サイト自体が表示されなくなります。
そこで、子テーマに「entry-body.php」を丸ごとコピーして、設定していきます。
設定を間違えて不具合が出ても、子テーマのファイルを消すと、もとに戻ります。
リスク回避のためにも、必ず子テーマへコピーしておきましょう。
サーバーから「entry-body.php」をダウンロードする
親テーマの「entry-body.php」をFTPツールなどを使って、ローカルディスクへダウンロードします。
サーバーのWordpressをインストールしているフォルダから「wp-content」 「themes」 「simplicity2」を開き、「entry-body.php」をローカルディスクへダウンロードします。
続いて、子テーマのフォルダ「simplicity2-child」の中へアップロードします。
これで子テーマ「Simplicity2-child」の「テーマの編集」画面に、「entry-body.php」が表示されるようになります。
WordPressの「テーマの編集」画面から、「entry-body.php」を編集できるようになりました。
コードを追加する
子テーマ「Simplicity2-child」にコピーした「entry-body.php」へ、表示させたいアドセンスコードを追加します。
設置する場所
「entry-body.php」内のアイキャッチと本文のあいだに当たる場所へ設置します。
ウィジェットや他の設定によって、行番号は変わりますが、以下のコードの直下に設置します。
<?php get_template_part('entry-eye-catch');//アイキャッチ挿入機能?>
「アイキャッチ挿入機能」を目印に探すと、見つけやすいと思います。
レスポンシブ広告をひとつだけ貼り付ける場合
最も簡単な方法は、レスポンシブタイプのアドセンス広告を作って、設置する方法です。
Google Adsenseの「新しい広告ユニットの作成」画面から「ディスプレイ広告」を選択します。
「広告サイズ」を「レスポンシブ」に合わせて、作成ボタンを押すとコードが生成されます。
「レスポンシブ」を選択して作った場合は、そのまま生成されたコードだけを貼り付けるだけで、スマホ、PCの表示も自動で調整されます。
実際の表示では、スクエア型など意図しないサイズのものが、ランダムに表示されます。
スマホとPC画面用で別のアドセンスコードに分岐させるコード
横長タイプのみ表示させたいなど指定したい方は、スマホ用アドセンスコードとPC用アドセンスコードをサイズ固定でつくり、デバイスを自動判別して分岐させる方法があります。
横長タイプのみ表示させたかったので、スマホ用に728×90、PC用に320×50でサイズ固定のコードを作りました。
phpで分岐させるコードを作り、生成したそれぞれのアドセンスコードを挿入します。
<?php if( wp_is_mobile() ){ // スマホ・タブレットの場合の処理を記述?> ここにスマホ用アドセンスコード <?php }else{ // PCの場合の処理を記述?> ここにPC用アドセンスコード <?php } ?>
この分岐コードを設置すると、スマホ、PCを判別して、それぞれのサイズで表示してくれます。
分岐させる方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
まとめ
アイキャッチ下に、アドセンス広告を表示させる方法の紹介でした。
子テーマに「entry-body.php」をコピーして、編集することでリスクを回避します。
「entry-body.php」の「アイキャッチ挿入機能」の直下に、アドセンスコードを設置します。
レスポンシブコードの場合は、自動でサイズ調整されるので貼り付けるだけで良いですが、意図しないサイズのものが表示される場合があります。
スマホ用、PC用のサイズ固定アドセンスコードをつくり、phpでデバイスを自動判別して分岐させる方法もあります。