この記事では、オーディオラック「WAKATSUKI NW8030」でフロントスピーカーとTVの設置を両立する方法と音質の変化について紹介します。
アンプやスピーカーの設置する場所と設置方法によって音が大きく変化します。オーディオやホームシアターなどを楽しんでいる方にとってはよく知られている事実です。
我が家ではホームシアターを中心に5.1chシステムを組んでいたのですが、その設置方法はワイヤーラックにMDFボードを敷いたものでした。
最近になって2chオーディオをよく聞くようになったため、良い音を求めて設置方法から見直しを図っています。オーディオラックを導入しましたので紹介します。
もくじ
WAKATSUKI NW8030
2007年5月にひっそりと倒産してしまった、安価ながら堅牢なラックを販売していた若月製作所製。オーディオラック界隈では品質とコストのバランスが良く、高コスパモデルとして人気でした。
すでに新品は手に入りませんので当然中古ですが、割と程度の良いAVラック「NW8030」を入手しました。
メーカー型番 | WAKATSUKI NW-8030 |
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サイズ | W1197×D605×H535mm |
重量 | 60.0Kg |
天板耐荷重 | 100kg |
棚板耐荷重 | 30kg |
オーディオラックとしても必要十分な作りですが、ホームシアター向けにも使いやすいようになっているため、商品名的にはAVラックとなっています。
オーディオラック設置
2列2段の計4台収納できるタイプのラックです。棚板の高さを変えることができるので、アンプやプレーヤーの種類によって高さを変更することが可能です。
単純にオーディオ専用ラックとしてであれば、縦長の1列タイプの方が使いやすいと思いますが、TVやフロントスピーカーを置くホームシアター用途では横長のほうが使いやすいです。
天板の奥行きが60cmあるので、TVとフロントスピーカーを置くスペースは十分にあります。ところが手持ちの機種によっては問題が発生することがあります。
我が家のTVの場合、リモコンの受光部がフロントスピーカーで隠れてしまい、反応しなくなってしまいました。
受光部がTV本体中央の下部にあるため、フロントスピーカーの設置場所と丸かぶりしてしまします。
対策としてTV本体を高い位置に設置できるTVスタンドを使うことにしました。
AVラックの天板上に設置できるコンパクト設計でありながら、TV本体の高さを柔軟に設定できるTVスタンドです。
このTVスタンドを使うことによって、TV本体の下にフロントスピーカーを設置することが可能となります。
TVスタンドの足部分に若干の高さがあるため、以前自作したフロントスピーカースタンドを手直しして対策しました。
TV本体の真下にフロントスピーカーをうまく滑り込ませる設置方法が実現できました。
音がマイルドに変化
以前はメタルラックの上にMDFボードを敷いたものを使っていました。
素材がメタルですので、良い意味で中高音がクリアに聞こえるようなメタルっぽい感じが音に乗っていましたが、ウッドラックを使用したことにより音が少しマイルドな感じに変化しました。
インシュレーターなどを使うとその材質によって音が変わるのは有名ですが、アンプやプレーヤーを乗せているオーディオラックの素材が変わることでも十分に変化を感じました。
専用のオーディオラックと言うことで通常の家具用と比べて硬質な木材を使っているとは思いますが、やはりウッド独特の柔らかで温かみのある感じが音に乗ってきます。
私が使っているスピーカーがKEFのIQ3と言う、少し温かみのある柔らかい音が特徴のスピーカーです。もう少し中高音のクリアな音質が欲しいと言うことで、真鍮製のインシュレーターを使ってちょうどいい具合に調整していました。
メタルラックから木製オーディオラックに変更したことで、また少し温かみのあるマイルドな音質に戻ってしまったため、中高音のクリアさを求めて新たに調整を詰めていきたいと思います。