Evernoteが仕様変更して使い難くなったのでOnenoteを試してみる

 

突然の仕様変更で、ベーシック会員の仕様端末数が、2台までに制限されるようになりました。

Evernoteの仕様変更

今回の仕様変更では、無料会員の制限拡大、有料会員の料金値上げとユーザーにとっては、マイナス面ばかりが目立つものとなっています。

ベーシック プラス プレミアム
旧料金 無料 月額:¥240
年額:¥2,000
月額:¥450
年額:¥4,000
新料金 無料 月額:¥360
年額:¥3,100
月額:¥600
年額:¥5,200
端末数制限 2台まで 制限なし 制限なし

私自身は無料で使っているので、今後は2台までという制限がかかることになります。
スマホは絶対に使うとすると、残り1台のみ。MacとWindows両方を使うので、正直痛いです。せめて3台であれば、そのまま使いつでけられるのですが・・・

最近のEvernoteは、なぜかアナログ製品の販売にご執心で、肝心のサービス内容自体は他社との連携などはありましたが、あまり良くはなっていないように感じます。機能追加もされていますが、無料ユーザーにとってはアップデートのたびに使いにくさが目立ってばかりです。
本来の目的であるクラウド型メモアプリとしての機能だけを見れば、代替できるサービスもいろいろと出てきています。

Evernoteの優位性といえば、マルチプラットフォームであること、他社製アプリやサービスとの親和性が高く、Webからの情報や画像データ、メモの取り込み方法が多数あることですが、Onenoteのように他のサービスでもアップデートを繰り返しレベルアップしています。APIの公開もしているので、利用者が増えれば増えるほどサードパーティ製アプリも出てくることでしょう。

今回の仕様変更とEvernote Food や Evernote Hello 、Skitch のサポート終了などを考えると、完全移行とまではいかなくても、全てをEvernoteに集約しておくのは考え直した方が良いと判断しました。

Onenoteの導入

Evernoteの代替になるサービスやアプリがあるか探してみたところ、最も目につくのはMicrosoft Onenote です。

Microsoft OneNote | デバイスに対応したデジタル ノート作成アプリ

以前から存在は知っていましたが、MicrosoftということでOffice製品のイメージが強く、全く使ったことがありませんでした。
今回初めてまともに調べてみましたが、アップデートを重ね、かなり使いやすくなっていて、Evernoteの代替になるレベルにまで使い易さも向上しているようですね。

Windowsへは、Microsoft製品だけあって、何のトラブルもなく、インストーラーダブルクリックで簡単にインストールできました。
AppStoreにアプリがあるので、MacやiOSへのインストールも簡単にできます。

Microsoft OneNote – リスト、写真、メモをノートブックで整理
価格: 無料(記事公開時)
サイズ: 186.5 MB
カテゴリ: 仕事効率化, 教育

Microsoft OneNote
価格: 無料(記事公開時)
サイズ: 447.8 MB
カテゴリ: 仕事効率化, 教育

取り敢えず試しに使ってみようということで、Windows機とiPhoneにそれぞれインストールしてみました。

データの移行

Windows機にインストールした理由の一つが、データの移行です。
執筆時点では、EvernoteからOnenoteへのデータ移行ツールは、Windows用しか出ていません。
ツールを使ってデータ移行するには、Windowsを用意するしかありませんが、Mac上でのヴァーチャル環境下でも可能なようです。

Onenote Importer

Evernoteをメインで使っていると、いつの間にか膨大な量のデータが蓄積されていて、他社製サービスへの移行に躊躇してしまう要因の一つになっているという人も多いと思います。
Microsoftでは、Onenoteへの移行がしやすいように、専用のツールを用意してくれています。
ユーザー目線にたったサービスのきめ細やかさは、さすがに Microsoft ですね。

Evernote のコンテンツを OneNote にインポート

一度データを移行してしまえば、Mac や iPhone のアプリからでも自由にアクセスできるようになります。

exe形式のファイルですので、ダウンロード後ダブルクリックですぐにツールが立ち上がります。
以下のサイトで詳しく紹介されています。

EvernoteからOneNoteへ自動移行。「OneNote Importer」の使い方と、移行したノートブックの確認方法

EvernoteとOnenoteでは、ファイル管理の考え方が全く違うので、使い方もそうですが、タグやノートの管理法の違いに最初は戸惑うかもしれません。

Evernoteでは、テキストエディタに画像や音声データを貼り付けることができるといったイメージですが、Onenoteでは、Microsoft らしく Powerpoint や Word のようなワープロソフト + スライド編集ソフトと言ったイメージです。
このへんは好みが分かれるところですね。個人的にはEvernoteのようなシンプルさが好きです。

Evernote と Onenote の違い

Onenote Inporter のサイトに比較が分かりやすく紹介されています。

Onenote Evernote
Windows、Mac、iOS、Android、Web で利用可能
モバイルのメモにオフラインでアクセス Evernote Plus または
Premium が必要
毎月無制限のアップロード 60 MB/月 (無料)
1 GB/月 (Evernote
Plus)
自由形式のキャンバスを使用してページの任意の場所に書き込む ×
コンテンツを他のユーザーと共有
Web からコンテンツをクリップ
メモにメールを保存 Evernote Plus または
Premium が必要
名刺のデジタル化 Evernote Premium が
必要

「自由形式のキャンバス」というあたりが、Powerpoint っぽさを醸し出していますね。

こうして比較してみると、アップロード料無制限やメールの保存など Evernote では優良なのに、Onenote では全て無料なんですね。

データの取り扱い方も違いがあります。

Evernote Onenote
ノートブック ノートブック
タグ セクション
ノート ページ

Onenoteには、タグという機能はありませんが、セクションと呼ばれる機能が備わっています。
Evernote では、一つのノートブックに複数のノートを入れ、それぞれのノートに複数のタグを付けて管理することができました。
Onenote では、ノートブックの中に複数のセクションがあり、それぞれのセクションに複数のページを入れるという考え方です。

この辺は、使い方を工夫して慣れるしかありませんね。

まとめ

前回の仕様変更では、メール保存機能が無料版で制限されました。今回は端末数に制限がつきました。
次回の仕様変更では、もっと厳しい制限がつくかもしれません。
有料プランに契約してしまえば良いのでしょうが、その有料プランも値上がりしています。

正直な感想としては、そう遠くない未来に Evernote 自体なくなるような気がしてしまいます。

良いサービスなだけに、ユーザーにとって使いやすいサービスのまま続いてくれると嬉しいのですが、もしもに備えてデータの分散、バックアップは必要ですね。

EvernoteからOneNoteへ自動移行。「OneNote Importer」の使い方と、移行したノートブックの確認方法

Microsoft OneNote | デバイスに対応したデジタル ノート作成アプリ

仕事とプライベートのノートを一元管理 | Evernote

Microsoft OneNote
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サイズ: 54.5 MB
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カテゴリ: 仕事効率化, 教育

Evernote – メモ、Web ページ、文書、名刺などをまとめて記憶
価格: 無料(記事公開時)
サイズ: 94.9 MB
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ

仕事とプライベートのノートを一元管理 | Evernote : https://evernote.com/intl/jp/

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