この記事では、サブディレクトリにインストールしたWordpressブロブなどのサイトを、Googleアナリティクスで解析する方法を紹介します。
完全別ドメインの新規サイトであれば、個別にGoogleアナリティクスのコードを埋め込む必要があることはすぐに分かると思います。では、ドメイン的には全く同じサブディレクトリにインストールしたWordpressサイトの解析はどうしたら良いのか疑問に思ったことはありませんか。
サブディレクトリにインストールしたWordpressサイトは、個別にコードを作成することなく解析することが可能です。
もくじ
Googleアナリティクス上でのサブディレクトリの扱い
Googleアナリティクスでは、別ドメインは当然ですが、サブドメインも別サイトとして扱われます。Googleアナリティクスを利用するためには、それぞれのサイトに個別コードを埋め込み別サイトとして取り扱う必要があります。
ではサブディレクトリの扱いはというと、元ドメインの一部と見なされます。
つまりサブドメインにインストールしたWordpressサイトに、新規に個別のコードを埋め込む必要はありません。元ドメインのサイトに埋め込まれたコードと同じものを、サブディレクトリにインストールしたサイトのheadタグ内に埋め込むことで、同じドメインのサイトとして解析対象に入っています。
サブディレクトリにインストールしたWordpressサイトのみを解析したい場合は、元ドメインにフィルターを掛けることで個別解析ができます。
Googleアナリティクスのフィルター設定方法
Googleアナリティクスにサブディレクトリ用のフィルターを新規作成します。
Googleアナリティクスのメニューから「管理」を選択します。
サブディレクトリのあるドメインを確認して「＋ビューを作成」をクリック。
トラッキングするデータは「ウェブサイト」を選択。
レポートビューの名前には、サブディレクトリ用のビューとわかるように判別しやすい名前をつけます。
レポートのタイムゾーンは、「日本」を選択します。
最後に「ビューを作成」ボタンをクリックします。
新規作成したビューにフィルターを設定します。
▼ をクリックして新規作成したビューを選択します。
メニューの中から「フィルター」をクリックします。
「＋フィルターを追加」をクリックします。
- 「新しいフィルターを作成」にチェックを入れる
- 「フィルター名」に作成するフィルターの名称を入力
- 「フィルターの種類」は、「定義済み」を選択し、内容に「右のみを含む」「サブディレクトリへのトラフィック」「前方が一致」をそれぞれ選択する
- 「サブディレクトリ」の欄で、解析対象のサブディレクトリを指定する
最後に「保存」ボタンを押して設定内容を保存します。
サブディレクトリにインストールしたWordpressサイトに解析コードを設置します。
ドメインのプロパティから「トラッキング情報」を選択します。
表示されたメニューの中から「トラッキングコード」をクリックします。
「グローバルサイトタグ（gtag.js）」に表示されているトラッキングコードをコピーします。
このコードは、元サイトに使用しているトラッキングコードと同じものです。このコードをサブディレクトリへインストールしたWordpressサイトに貼り付けます。
貼り付け方はWordpressテーマによって違いますので、使用しているテーマの方法で貼り付けてください。
以下の例は、Wordpressテーマ「Luxeritas(ルクセリタス)」での貼り付け方です。
WordPressメニューからLuxeritas子テーマの編集アクセス解析（head）と進みます。
入力欄の一番下に先ほどコピーしたトラッキングコードを貼り付けます。
最後に忘れずに「保存」をクリックします。
以上で、サブディレクトリにインストールしたWordpressサイトのみを解析対象とするフィルターが作成できました。
サブディレクトリサイトの解析結果確認方法
新しく作成したフィルターを指定して、解析結果を確認する方法です。
Googleアナリティクスのホーム画面から解析対象の名前をクリックします。
フィルターを設定したビューの名前が表示されますので、選択します。
これで指定したサブドメインのみを対象とした解析結果が表示されます。
まとめ
新規でWordpressをインストールして立ち上げたサイトなので、Googleアナリティクスコードも個別に必要かと思ってしまいますが、サブディレクトリの場合は、元ドメインの一部という扱いになります。
記事も既存のアクセスを稼いでいたものを移動させるだけですので、継続してアクセスを稼げます。
元サイトの方も移動した記事のアクセス分がなくなるわけではないので、サブディレクトリを利用した新規サイト作成方法はおすすめの方法です。
