ハイドロカルチャーに使える鉢の特徴はこれ!おすすめは透明ポット

この記事では、観葉植物の室内専用育成方法ハイドロカルチャー(水耕栽培)に使える鉢について解説します。
「ハイドロカルチャーとは言え観葉植物を育てるのだから、植木鉢で良いのでは?」と思いますよね。私もそう思っていました。
でも鉢内に水をためて植物を育成するハイドロカルチャーの鉢は、水をためておくことが絶対条件です。水をためておける専用の鉢(容器)が必要になります。
私のおすすめは、たまっている水の量が把握しやすい透明ポット「i-pot」です。
「i-pot」は、ハイドロカルチャーで使う鉢ならではの条件を満たしたハイドロカルチャー専用の透明ポットです。
ハイドロカルチャーで使える鉢の特徴と専用ポット「i-Pot」をおすすめする理由を解説します。
ハイドロカルチャーに使える鉢の特徴
ハイドロカルチャーは水をためておくことが絶対条件です。陶器鉢のように水が浸透してしまうものもいけません。コップのように水の浸透がなくためておける容器が必要です。

丈夫であることも必要です。室内観賞用の観葉植物ですので、デザイン性に優れたコップを使って代用することも出来ますが、支持材をいっぱいに詰め込み植物も成長するため、肉厚の薄いコップなどでは割れてしまう危険性があります。
モンステラのように発育旺盛で根が太く丈夫な植物は、成長すると陶器の植木鉢でも割ってしまうこともあります。
熱伝導率が低い素材である必要があります。植物の根が直接水に浸かっているため、夏場の暑さや冬の寒さが伝わりやすいものでは、根に直接ダメージを与えてしまい最悪枯れてしまいます。
水の量が把握しやすい容器が便利です。植物の種類によって水がたくさん必要なものや少量で良いものなど様々です。ためておく水の量を把握できる容器は、とても便利に使えます。
土植えの鉢の場合は、余分な水は鉢底の穴から流れて土自体が適度な保水量を維持してくれますが、ハイドロカルチャーは余分な水も全てためてしまいます。

- 水をためておけること
- 丈夫であること
- 熱が伝わりにくい素材であること
- 水の量が把握しやすいこと
ハイドロカルチャー専用容器「i-pot」
「i-pot」は観葉植物専門店が手掛けたハイドロカルチャー専用の透明ポットです。
専用ポットですので、当然穴も空いておらず水をためることが出来ます。プラスチック製ですのでガラスのように割れる心配もありません。
ガラスに比べて熱が伝わりにくいため植物の根へのダメージも少なくて済みます。透明ですので水の量も把握しやすく水やりのタイミングがつかみやすくなっています。
このように、ハイドロカルチャーに使える鉢の特徴をすべて満たしています。

i-pot90 | i-pot120 | i-pot150 | i-pot185 | |
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画像 | ||||
鉢の直径 | 9cm | 12cm | 15cm | 18.5cm |
容量 | 310ml | 760ml | 1.5L | 3L |
号数 | 3号鉢 | 4号鉢 | 5号鉢 | 6号鉢 |
お気に入りのポイントは、サイズが通常の植木鉢とリンクしているので、市販の鉢カバーが使えるところです。
透明ポットは管理がしやすく清潔感もあってよいのですが、同じ鉢ばかり使っているとさすがに飽きてきます。市販の鉢カバーなどでお手軽に雰囲気を変えられるところも魅力です。
透明ポットのデメリットと対策
水の残量がわかりやすく割れる心配もない透明ポットですが、デメリットとして藻が発生しやすい傾向にあります。
常時水に浸かっている鉢の部分に光が透けて当たるため、藻が発生しやすくなります。とくに窓際などで日光の光が当たると短期間のうちに発生します。
藻が発生すると見栄えが悪いだけではなく、根に絡んで成長を阻害します。また、長期間放置しておくと藻が腐り悪臭を放つこともあります。
対策としては、直接日光が当たる窓際に置かないようにすることで、藻の発生を抑えることが出来ます。蛍光灯の光だけでは植物が弱々しくなるため、定期的に1時間ほど日光に当ててあげると回復します。日光に当てる場合は直射日光は避け、日陰においてあげると葉焼けなどを起こさずにきれいに回復します。

本来植物の根には、光を当てないほうが良いと言われています。根に光が当たると紫外線対策で根自体が黒く変色し、水や栄養分の吸収ができなくなります。
根が光を避けるように成長するため、透明ポットの場合は容器の壁面まで根が成長せず、なるべく用土で隠れる範囲にしか成長しません。
窓際など強い光が当たるところに置く場合は、鉢カバーが有効です。また、ごく少量の藻であれば、鉢カバーで完全に光を遮断すると、自然に消えてしまいます。
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