この記事では、英式バルブを米式バルブへ変換して空気圧チェックができるようになるアダプター「エアチェックアダプター」を紹介します。
自動車やバイクなどタイヤが付いているものは、安全な走行をする上で空気圧チェックが欠かせません。当然自転車もタイヤの空気圧チェックは必要です。
ところがママチャリなど一般実用車に採用されている「英式バルブ」と呼ばれるタイプは、構造上正確な空気圧を測ることができません。自転車用のバルブで空気圧を測ることができるタイプは。「米式バルブ」と「仏式バルブ」だけです。
近所の買い物程度の実用者であれば手で触った感覚でもよいのですが、ポタリングやツーリングなど長距離を走る可能性があるスポーツ車などは、きちんと空気圧の管理をしておく必要があります。
この記事では、正確な空気圧を測ることができない「英式バルブ」を「米式バルブ」へ変換する事ができるアダプターを使って空気圧チェックできるようにする方法を紹介します。
もくじ
Panaracer エアチェックアダプター
自転車のエアバルブには、英式、米式、仏式の3種類があります。ママチャリなど一般的な実用車には英式、ロードバイクなどのレース仕様車には仏式、マウンテンバイクやクロスバイクには米式が採用されることが多いようです。
空気圧が正確に測れるタイプは、米式と仏式バルブです。英式バルブは構造が簡単なためコスト重視の実用車に多いのですが、空気圧を測ろうとすると誤差が大きく正確な数値は測れません。
そこで英式バルブを採用している自転車の空気圧を測るために、英式バルブを空気圧を正確に測れる米式バルブに反感するバルブ変換アダプターを装着します。
各社から発売されていますが、今回はPanaracer「エアチェックアダプター」を選びました。
英式バルブの先端部分を米式にまるっと交換してしまうタイプです。
米式バルブは自動車やバイクなどと全く同じ構造です。正確に空気圧も測れ、ガソリンスタンドの空気入れでもそのまま使うことができます。
エアチェックアダプター取り付け
私の愛車DAHON Boradwalk D7 2004年モデルは、スポーツモデルと実用車の中間的な位置づけです。英国式バルブが採用されていました。
英式バルブの特徴である虫ゴムごと先端部分を取り外します。
ブランジャー(弁体)と呼ばれる逆流防止用のパーツを挿入します。
先端パーツを取り付けて完成です。
空気を入れます。空気入れの先端形状が英式バルブとは変わりますので、米式バルブ専用の差し込みが必要です。
空気圧をも正確に表示されるようになります。
キャップをつけて完成です。見た目は英式バルブと比べて若干ナット部分が大きくなった程度の違いです。
まとめ
少しバルブのヘッド部分が大きくなりますが、特に邪魔になるものでもないので許容範囲内です。
米式バルブや仏式バルブのチューブに交換すれば必要ありませんが、まだ交換時期ではないものをわざわざ費用や手間をかけてまで無理に交換するのもどうかと思います。エアチェックアダプターであれば、バルブのヘッド部分を交換するだけですので、簡単にできます。
感覚ではなく正確な適正空気圧は、安心感が違います。